2018年11月20日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

会場全体がファッションショー!アンリアレイジ “A LIGHT UN LIGHT”

池袋のパルコミュージアムで開催中のANREALAGE EXHIBITION “A LIGHT UN LIGHT”≪2017/11/09 (木) -2017/11/26 (日)》をみてきました。

先日も「70 CREATORS’ SEVEN」という素晴らしい企画をやってくれたばかりのパルコミュージアム。スペースは狭いですが作り込んでいる中身の濃い企画が多く、毎回楽しみです。

 

今回はガラッと印象が変わってファッションの展示です。アンリアレイジは2003年設立のファッションブランド。デザイナーの森永邦彦氏は単純な驚きを衣服に取り込みたいという思いで、衣服の常識を破る試みを続けてきました。

 

この展覧会ではそのような驚きを体験してもらうために、会場構成をリオオリンピック閉会式の日本のパフォーマンスを演出したライゾマティクスリサーチ、音楽をサカナクションの山口一郎氏が担当。いつも以上に本気の体制です。

 

ポスターでもわかる通り、アンリアレイジといえば光と影。そのため会場も白黒で塗り分けられていてかっこいいです。

はじめのコーナーは光を記録する服。奥の普通の服に対して、手前の服は黒いバーで光が当たらなかった所だけ白いままなのが分かります。光を受けるとしばらくの間、服の色が変わります。手前のクールなデザインのゆっくり動く照明装置にも注目です。

こちらは光を反射する服。受けた瞬間だけカラフルな服になり、カメラにも記録されます。半円状に並んだ自動制御のスマートフォンで衣服は撮影され続けます。

こちらがフラッシュを焚いて撮った場合です。

この反射服は色んなデザインのものがありました。服の色は光を反射する方向にいる人(つまり服に向ける光の光源の真後ろにいる人)しか見えないので、実際に町中で着ると一部の人に一瞬だけド派手は色彩が見えることになります。それを創造すると楽しいですね。

こちらは力を記録する服。動作があった部分だけ数秒光ります。これまでと違い、怪しげな演出でファッションショーも派手な演出でした。

おすすめなのがアンリアレイジのファッションショー再現映像。超高音質の音楽に合わせて、闇夜に浮かぶ服が次々に迫ってくるという演出です。僕はファッションショーに行ったことはありませんが、その楽しさを凝縮した出来です。

もちろんショップも大充実です。ここでしか手に入らない一点ものも多いので早い者勝ちです。写真はアシックスとのコラボシューズです。

 

まとめ:

商品販売目的になってしまいがちの小規模展覧会ですが、しっかりアンリアレイジの世界観を体験してもらおうという考えが感じられました。会場全体がファッションショーのような美しさで、かつ驚きに満ちた体験ができます。ナンコレ度★

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