2018年6月19日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

六甲山のけったいな人々!六甲ミーツ・アート 芸術散歩2017

兵庫県神戸市で開催中の六甲ミーツ・アート 芸術散歩2017(2017年9月9日~11月23日)に行ってきました。

六甲山は神戸市街地から一時間弱。ケーブルカーに乗って行きます。

もともと六甲山は観光地ではありますが、かなり広いので、その全てを周遊する人は少ないと思います。そこでその打ち比較的市街地に近い部分を使って、各施設内にアート作品を展示しようという企画です。2010年から毎年行われており、今年で8回目。回数だけでいうなら日本有数です。

夜景が有名な六甲ですが、山頂はなんだか不思議な構造物がいっぱいでした。

オシャレなイメージの強い神戸の芸術祭ということで、ハイソで上品な芸術が展開されるのかと思いましたが、いい意味で予想を裏切られました。

以下そのカオスな世界をランキング形式で紹介したいと思います。

 

5位.岡本光博

w#191UFO-unidentified feed object(未確認供給物体)

岡本氏は単なる思い付きとしか思えない脱力アートの数々をこれまでも発表してきた方。記憶に新しいのは、横浜トリエンナーレ内の企画、「アウトオブトリエンナーレ」で発表された作品です。

モレシャン」福島の汚染された瓦礫を補完する袋をキャラクター化…したものが突然変異(?)で巨大化

「ドザえもん」著作権上、常にうつ伏せ。青森での展示の際、盗難に遭ったので、こちらは再制作と思われる。

岡本氏は今回参加してないはずなのですが、前回発表の作品がそのまま放置されているようです。岡本氏といえば作品「ドザえもん」が盗まれたことでも有名ですが、ここでも二匹目のドジョウを狙うのか、それともそれとも氏一流のファンサービスなのか・・・

 

4位.友定睦「羊がいる山」

写真の羊の着ぐるみを着た人物が今回の芸術祭のエリアを彷徨い歩く、というだけの映像作品なのですが、着ぐるみは生の人間の足が丸見えで、動きも羊というより獅子舞。しかしその不自然さと中の人の戸惑いがそのまま群れからはぐれた羊の不安感を表しています。

 

3位.明和電機「それいけ!!六甲ケーブルカー」

都内のギャラリーでも個展開催中で今回の芸術祭の目玉作家です。六甲山上駅に展示されています。

六甲ケーブルカー自体を作品化したもので、ロープの巻き上げ機構が音楽を奏でるシステムを構築し、歌は5人のケーブルカー整備技師の方々が担当。音楽は発車メロディと車内で掛かる音楽を使用していて、見てから乗ると帰りの電車が楽しくなります。

 

2位.現代美術二等兵「KoiのRock’n Roller」

僕が行ったときには30分に一回の動作でしたが、それでも待って見る価値があります。鯉のロックンローラーが様々な歌を数分歌い、それに鯉が物凄い勢いで群がるという作品です。一発ネタですが、単純な仕掛けでイリュージョンをつくり出す好例です。

1位.松蔭中学校・高等学校美術部「六甲ハイチーズ」

仮面ライダーV3の機械合成怪人・・・ではなくて六甲カンツリーハウスの大芝生の山頂付近に展示された芸術作品です。遠くからでも視認性は抜群で、実な色々計算されてるのかも知れません。

後ろもちゃんと作り込んでます。

近くで見ると牛の黒いところが銀河になってたり、クオリティは高いです。

 

作品も軽く楽しめるものが多いですが、芸術祭としての規模も手ごろで一日で全部、半日でも割方見れるような手軽さが魅力です。レストランや物販の充実もうれしい点です。ナンコレ度★★★

 

 

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