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未来のプロジェクトを紹介「清水建設建築作品展」

BA-TSU ART GALLERY(表参道)の清水建設建築作品展 リレイティング (RELATING)【2018年6月14日(木)~6月18日(月)】に行ってきました。

日本の5大スーパーゼネコンの一つ、清水建設の近作の模型などを展示しています。

展示室は工事現場の仮囲いを日よけ代わりに用いています。

清水建設「札幌フコク生命ビル越山ビル」

やはりスーパーゼネコンだけあって、個人の設計事務所よりもカッチリした作品が多いです。

清水建設「東京大学総合図書館別館」

そうした中で面白く感じたのがこちらの作品です。

土地の条件と機能上の要請により地下の自動書庫の建設に踏み切ったそうです。

施工にあたっては土木工事の海上の橋桁の技術を流用し、地上で作った床と天井を地面に沈める手法を取ったとのことでした。

地上部分はかつての遺構をそのまま展示し、また元からあった噴水は地下のトップライトとして活用されています。

 

他に清水建設の海上都市計画が詳しく紹介されていました。

一つの塔に数万人が住む計画です。低層部は自給自足の農園、上部の広がったところは公園です。

形状はハスをヒントにしているようです。

 

それなりに展示物が揃っており楽しませてもらいましたが、表参道でやるには遊びが足りない気がします。

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