2階の展示室に置かれているのは、一点の巨大なスピーカーのみです。
2006年にはじめて発表されたときの個展名は「1:4:9」。
本作は映画「2001年宇宙の旅」に登場する「モノリス」にヒントを得てます。
「1:4:9」とはモノリスの3辺の長さの比率です。
裏面も基本的に同じ作りです。
側面はウッディだし、意外とお部屋に馴染むかも。
真ん中あたりにはロゴっぽいものも。
流れる音楽はリヒャルト・シュトラウスの『ツァラトゥストラはかく語りき』をはじめ、
ジェルジ・リゲティの『アトモスフェール』や、
同じくリゲティの『レクイエム』・・・
ヨハン・シュトラウス2世の円舞曲『美しく青きドナウ』などなど、2001年宇宙の旅で使われたクラシックの名曲がエンドレスで流れます。全部聞くにはかなり時間がかかると思います。
この映画は上映50周年ということで各地で再検証されている映画です。映画界だけでなく音楽や美術にも大きな影響を与えた映画だけに、この機会に新しい側面から見てみるのも面白いかも知れません。★