カイカイキキギャラリー(広尾)のヴァージル・アブロー「PAY PER VIEW」【2018.3/16-4/1】を見てきました。
会場に入って真っ先に目につくのが地面に半分埋まったガソリンスタンドの看板と思しき作品。
他の作品も石油をモチーフにしており、艶っぽい黒を用いた作品がほとんどでした。
鏡面大きさの違う黒丸のシールを貼ってガソリンスタンドを表現してます。さらに背後の作品が映り込んでいます。
マットにメッセージが入っている作品。
オセロゲームのように様々な企業のロゴが瞬時に切り替わります。
3人の男の無音劇。場所はミース・ファン・デル・ローエや谷口吉生のモダニズム建築の空間の様。
作家は世界では活発に活動しているようですが、国内では全く無名の人。面白いのですが明らかに外部受注と思われるコンセプチュアルアートの数々は如何にも村上隆さんっぽい作品です。このような難解な作品ですが結構人は入っていて、これが広尾の持つパワーなのか、それともこのようなコンセプチュアルアートを求める人が一定層いるということでしょうか?圧倒的に20代と思しき若者が多いのも特徴です。