2019年2月16日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

建築図鑑69★★★オフィスの可能性「アクロス福岡」

アクロス福岡に行ってきました。設計は日本設計+エミリオ・アンバース

屋上緑化に取り組んだ建築は数ありますが、ここまで大規模なものは例を見ません。

アクロス山と名乗るのも頷けます。

ちなみに建物の反対側はカーテンウォールのフツーの横長のビルです。

ただ巨大な開口部のみが目につきます。

側面から見たところ。裏表で全く違う建物なのが分かります。

アクロス山側の開口部です。どちらも非常に大きく入り口がとられており、中に人を誘い込む工夫がされています。

内観。外側だけでなく、内にも大きく開けた作りになっています。南北に通り抜けられる通路は実際非常に多くの人が利用しています。

通路脇は大抵いつもなんらかの展示をやっています。

フロアの構成は下からホール、飲食店、ショップ、クリニック、会議室、オフィスなどが入居しています。

アクロス山から自然光を入れる工夫がされています。

 

次にアクロス山側を見て見ます。

山が解放されているのは日中のみで、さらに展望台には土日しか入れません。

しかも天気によっては閉鎖されることもあります。入山制限みたいですね。

こんなに面白い建物なのに、あまり登る人はいません。

あまりにも木が多い繁り過ぎて、公園という雰囲気ではないからだと思われます。

ところどころベンチも設置されていますが、あまり寛げる雰囲気ではありません。

まさに都心の山という趣。

鳥が木の実を運んできたため、植物の種類も当初の植林より増えているそうです。

雨どいから水が滝のように落ちてきたり、なかなかエキサイティング。階段の裏にも植物が多い繁ってます。

屋上からの眺め。

左の横長の建物は、菊竹清訓氏設計の福岡市役所

中州側の向こうに見えるピンクっぽい建物がジョン・ジャーディデザインのキャナルシティ博多

左端は指宿真智雄氏設計の大同生命福岡ビル

 

ガラス扉にプリントされていたアクロス福岡のロゴマーク。

 

屋上緑化を超えた山+オフィスという発想もさることながら、通路として利用される建築としても大成功した傑作ビルです。★★★

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