2018年11月20日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

建築図鑑57★武道の迷宮「東京武道館」

東京都足立区の東京武道館に行ってきました。

 

設計は六角鬼丈氏。立山博物館金光教福岡高宮教会など宗教的、精神的なものを感じさせる設計が特徴です。

 

この建物、とにかく菱形の繰り返しです。建物正面だけでなく・・・

綾瀬駅から見て裏側も菱形だらけ。

正面ほどではありませんが、側面の弓道場や・・・

反対の側面もご覧のとおりです。

 

菱形は武田信玄ぐらいしか連想できませんが、六角氏はぶどうのイメージとして菱形を用いています。

菱形の繰り返しなのに単調にならないのは見事です。

新建築1990年4月号より

しかもこの菱形夜は色が変わるそうです。

新建築1990年4月号より

単純なモチーフが用いられている一方、昨日はなかなか複雑です。

大小の武道場の他、会議室、弓道場、茶室まで含まれています。

なので中は細い廊下も多く、かなり迷宮化してます。

菱形デザインは内部にも及んでいます。

各種サインも菱形です。

エントランス付近も力が入ってます。

 

中庭やエントランスには様々なアート作品が置かれています。「地水火風空」の自然の五大要素をイメージしたとのこと。

中でも新宮晋氏の作品は武道場と弓道場の間に設けられた回遊路に沿って設置されており、場になじんでいます。

 

武道館に吊られてか、隣の中学校までちょっと菱形風?

 

立山博物館や感覚ミュージアムほどではないにせよ、六角氏の世界観を味わうには手ごろな施設です。★★

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