ユミコチバアソシエイツ(新宿)の「象る、象られる。」【2018年3月3日(土)- 3月31日(土)】を見てきました。
場所は新宿駅から見て新宿中央公園の向こう側の団地の一室。
出店作家の顔触れはかなり豪華なのですが、出品作はイメージとかなり違います。田中敦子さんだけはいつも通りですが・・・
一番意外なのは高松次郎氏でしょうか。「影の高松」や「紐の高松」からはかなりイメージが違います。高松氏はあのクールな作品の影に、この異次元の生物を幻視していたのかもしれません。
こちらは最近かなり売れっ子な金氏徹平氏の作品。高松氏に比べると落差は小さいですが、それにしてもブリーフとは(笑)
芸術家集団「具体」出身で、多彩な活動を行う今井祝雄氏の作品。何かの設計図や、方程式にも見えます。
展覧会の解説を読んでもハイ・レッド・センターのマークのごとく「!」とはならずに「???」のままですが(笑)、ただ考えるに芸術家はドローイングによって思考を具体化し、より大きなプロジェクトの準備運動をするという意味があるのではないでしょうか?
その意味ではドローイングは大規模なインスタレーションやパブリックアートより、純度の高い芸術だとも言えます。★