2018年12月14日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

作品はいいのに損した気分になるわけ 変わる廃墟展 2018

TODAYS GALLERY STUDIO(浅草橋)の「変わる廃墟展 2018」【2018年3月2日(金)から3月21日(水)】を見てきました。

TODAYS GALLERY STUDIOは写真専門のギャラリーですが、インスタグラムなどをフル活用したこれまでになかったタイプのギャラリーです。展示もインスタ映えするものが多く、動物ものと並んで廃墟は大きなテーマになっているようです。

廃墟は国内外問わず広く扱われています。廃墟ブームが始まって10年ぐらい経つ気がしますが、見たことない場所がほとんどです。これはまだ未発見の廃墟が世界にはたくさんあるのか、それとも今もものすごい速度で都市が廃墟化しているのか・・・

現地に行かなくても写真などで体験した気になれるし、スマホというお手軽な娯楽が普及したせいで、従来型のレジャー施設はどんどん廃墟化してます。もっとも廃墟という時代に即した娯楽施設になったとも言えますが・・・

特にバブル期の建物は短期で資本を改修するつもりだったのか作りも安くあっという間に廃墟化します。普通に稼働してた時より魅力的に見えるかも・・・

このように作品自体は結構楽しめた一方、グッズが至る所でアピってきて少々辟易しました。他方、作品はオフィスで使う間仕切りに飾られており、軽ーい感じが今風です。そういえば作家さんもほとんど横文字かひらがな表記のキラキラネームみたいなのばかりでした。

このような会場構成はクリスチャン・ラッセン展を髣髴させます。一般の日本人はほとんど絵を買う習慣がないので、このように作品も会場を安く作って、入場料とグッズ販売で儲けるというスタイルのほうが安定するのかもしれません。

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