横浜のそごう美術館の空箱職人 はるきる展 Miracle Package Art【2022年5月27日(金)~7月3日(日)】に行ってきました。
はるきるさんはタイトル通り、御菓子などの空き箱を使って作品を作る作家さんです。基本空き箱のみを使って作品を作り、道具もハサミやカッター、のりなど基本的なものばかりです。
単に作りが細かいだけでなく、表現が多様なのが面白いです。
アルフォートの箱は味が違うと全く違う作品に。
逆にプリングスは全て人型ですが、色ごとに性格を決めて人格を浮かび上がらせています。
パイの実もリスのキャラクターをそのまま生かしていますが、パイの実の向上と発想が発展していきます。
カップヌードルは2つの味を混ぜて一つの作品に。
特許も取っているカップのバーコード状の模様が特徴的です。
かなり遊び心があり、パッケージの裏面の文字情報の活用ポイントが面白いです。
チェルシーは商品の説明がそのままピアノの楽譜に。
バーゲンダッツは文字情報がそのまま鳥の柄になるという大胆さです。
文字情報の多いパッケージもこの通り。
背面や屋根部分にもびっしり文字情報が書かれています。
これは内側の包装紙を使った例。
クリアパーツがスレンダーな印象を補強します。
馬のたてがみが内側の包装紙です。
商品の写真をどこに使うかもポイント。
これは大胆にも騎士の顔面がアーモンドチョコの断面です。
ムーンライトだからそのまま月になっています。
こちらは箱を指示に従って切ると作品になるという市販された仕様です。
シャレが効いていたのがこちら。
ビスコを食べると強い子になるというのが強くなり過ぎたというオチです。
実物を見ると作品をいろんな角度からじっくりと見れるので思った以上に楽しめました★★