• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★建築図鑑73現代建築としてのお城「大阪城と大阪城公園」

大阪城を見てきました。

訪問するのは20年ぶりくらい?

大阪環状線の内側にあり、当然かなり巨大。

周囲や敷地内には大阪城ホールや・・・

ビジネスセンター街。左からクリスタルタワー(竹中工務店)、TWIN21(日建設計)、松下IMPビル
(日建設計)

NTTファシリティーズ「大阪歴史博物館」

黒川紀章「大阪府警察本部庁舎」

ビジネスセンター街、大阪歴史博物館(NTTファシリティーズ設計)、大阪府警察本部庁舎(黒川紀章設計)などがあります。

単なる観光地ではなく、今日も大阪の中心の一つです。

 

遠目には普通のお城ですが・・・

 

お城の内外には現代的なエレベーターが付いています。

実は現在の大阪城は昭和に建てられた3代目です。

この辺りのことはイカロス出版の「怪しい天守閣」に詳しいです。

現在の大阪城は徳川が江戸期に建てた天守閣の跡地に秀吉の天守閣を再現したもの。

しかしその資料も屏風の絵が元ネタで、しかもその絵以上に派手になっている(元の絵は黒い天守が白くなっているなど)とまさに怪しさ満載です。

その一方でバリアフリーな設計は他のお城にはないもので、戦後の復興天守の見本にもなりました。

築80年を超える現在の天守は国の重要文化財にも指定されています。

中の展示内容も天守が鉄筋鉄骨造の現代建築であることをむしろ積極的にアピールする内容になっていました。

最上階にお土産コーナーがある天守閣も大阪城だけじゃないでしょうか?ちなみに1階にもショップがあります。

他の天守より大きいとはいえ、混雑には弱いです。

天守からの眺め。

足元にミライザ大阪城が見えます。

ミライザ大阪城は元々陸軍第四師団司令部庁舎として建てられたもの。

長いこと大阪市立博物館として利用されていましたが、移転後は大阪城に欠けていた大型商業施設としてオープンしました。

デザインはドイツ風。元軍の施設だけあって重厚で頑丈な作りです。

中にも大阪城の展示があったりします。

入居しているたこ焼き屋は自分でソース等をトッピングするという珍しいスタイル。

爪楊枝も大阪城仕様です。

お濠にもお城らしからぬ巨大なパイプが走っていました。

このあけっぴろげぶりも大阪らしい?

 

遠藤秀平「Gravitecture 大阪城」

大阪城のもう一つの見どころが遠藤秀平氏の建築が見れること。

トイレなのですが、沿った鋼板の形状が石垣っぽい。

一枚の鋼板を折り曲げ、捻って屋根としています。

中央の他、両サイドの三角形の部分からも中に入れます。

 

その南にあるトイレとローソンが合体した施設も遠藤氏の設計です。

 

トイレの近くの工事の仮囲い板には大阪城の歴史が書かれていました。

ここを見るだけでも結構勉強になります。

 

戦国時代好きには不満かもしれませんが、近現代建築好きは結構面白いと思います。★

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