慶應義塾大学アート・センターの土方巽、トリックスター/肉体の叛乱1968―2018【2018年10月1日(月)~11月2日(金)】を見てきました。
1986年に亡くなった土方巽は60、70年代に活躍した舞踏家です。
しかし後世に残した影響は大きく、現在も研究されているとともにその影響を受けた後世の作品も存在します。
この展覧会では土方氏の衣装と映像を展示するとともに、その影響下の作品も同時に展示しています。
手前の空間では意匠を中心に展示。最前の作品はワラ男根。奥の2つも土方が身につけた男根型の仮面です。
チューブに繋がれたウサギ。舞踏でどのように使うのでしょうか・・・?
より刺激的だったのが奥の映像作品。家形の投影がかっこいいです。
この作品は土方をアバターで再現し、それを現代の舞踏家がトレースするというもの。
同時に舞踏の空間も最新の立体映像で埋め尽くされます。
日本の青春ともいえる時代を懐かしむだけでなく、現代に生かす試みは賛同できます。★