2018年9月26日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★子供騙しと侮るなかれ「〈方丈記私記〉~建築家とアーティストによる四畳半の宇宙」

越後妻有里山現代美術館[キナーレ](新潟県)の「方丈記私記」【2018.7/29-9/17】を見てきました。

3年に一回ある「大地の芸術祭」における中核施設の企画展です。

藤木隆明+工学院大学藤木研究室+佐藤由紀子「多孔体:2畳⊂4.5畳」

一階部分を一周、ぐるっと茶室サイズの部屋が並んでいます。

これは中に人が入ると壁にあいた穴が呼吸しだす「生きている部屋

 

all(zone)「ライトハウス4.0越後妻有で軽やかに暮らす」

適度に視線をカットする部屋。

中のインテリアも涼しげです。

 

小山真徳「狗鷹庵」

害獣害鳥対策をテーマにした小屋。羽根が動きます。

中にはちょっと変わった将棋の駒が。

 

GRAPH + 空間構想「Karaoke & Humankind」

面白いのが部屋を作っているのがアーティストだけでなく、建築家なども含まれている点です。

岡藤石「羊の美容室」

こちらは中が美容室になっています。

他にも飲食店や物販がある部屋もたくさんありました。

 

New-Territories「”mind[e]scape”at the hojoki shiki in 2018」

中には生物めいた部屋も。

 

この芸術祭は既に七回目。外からアーティストが来るだけでなく内部の人が表現活動に目覚めつつあるのかもしれません。

 

レンドロ・エルリッヒ「palimpsest:空の池」

これらの作品とは別に、中央の水盆ではレンドロ・エルリッヒが水底に絵を描いた作品を出品しています。

水盆に入ることもできます。トリックアート的な大げさなパースがかかった絵です。

文字が左右反転しているのが分かります。

2階より。空の色が上下で全然違うのが残念です。晴れてるともっとよく見えたかも。

 

レンドロ・エルリッヒ「トンネル」

エルリッヒの作品にしては工夫が足りない気がしますが、2階の常設作品群と合わせると、子供でも分かる楽しい作品ばかりで構成されていることが分かります。今にこの地域から世界的アーティストが生まれるかも?★

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