北区飛鳥山博物館の「旧275号棟から赤レンガ図書館へ」【令和元年5月25日(土曜日)~6月23日(日曜日)】を見てきました。
北区飛鳥山博物館は北区の王子駅近くの飛鳥山の公園内にあります。
設計は佐藤総合計画で、両側にある紙の博物館と渋沢資料館も同じ設計。仲良く3つも博物館が並んでいる場所も珍しいです。
ローカルな博物館のわりには、カフェまでついたかなり立派な建物です。
展示は地下が常設、1階が企画展示です。
今回の展示は北区中央図書館にフォーカスしたもの。
この図書館は陸軍の275号棟という施設から改装したもので、全国的にも珍しいケースです。
会場にはこの旧275号棟の模型も展示されていました。
写真のオレンジ部分が旧275号棟。カフェ周辺ほか何か所かは旧構造が保存展示されています。
改装の写真が最大の見どころです。
保存する部分以外を解体したところ。
壁面が柱だけになっている部分にコンクリート打ちっぱなしの建物を増築します。
屋根のトラスは一度外しますが、また後で元に戻します。
建物の外観以外は殆ど新築です。
レンガの特徴的な壁の内側はコンクリートで補強されています。
レンガとコンクリの間にウレタンを挟むことで、あとからコンクリ部分のみを解体して手直しすることもできます。
ほぼ躯体が完成した状態です。
他に軍時代の遺物も展示されていました。
現在の北区図書館。特に煉瓦とコンクリの接続部分はじっくり見たいです。★