2018年11月20日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

建築図鑑56★★誰でもできるインスタ映え「清津峡渓谷トンネル」

新潟県の「清津峡渓谷トンネル」に行ってきました。

本施設は「日本三大峡谷」である清津峡を眺めるためのトンネルです。純粋な観光トンネルで、そのためトンネルはどこにも通じておらず、Uターンして戻ってくるしかありません。

 

今回の大地の芸術祭の施設として見晴所の改装とエントランス施設の追加が行われました。

まずエントランス施設は1階がカフェとショップ、2階が無料足湯になっています。

Ma Yansong/MAD architects「ペリスコープ」

足湯の天井開口部の周囲が鏡張りになっており、渓谷の景色を中に取り込む工夫がされています。

ただこちらは宣伝で使われている写真ほどのインパクトはなかったです。あくまでエントランス、序章といった作品です。

トンネルの入り口です。

横穴にある3つの見晴所と、どん詰まりのパノラマステーションを含め、今回全面リニューアルしたそうです。

入り口でチケットを購入して奥へ。700mあるので結構歩きます。

証明の色は随所で変化します。

これだけでも結構かっこいいです。

 

第一見晴所はオーソドックスなつくり。しかし突然横穴からこんな光景が見れるので、かなり非日常的で面白いです。

第二見晴所。真ん中の一見宇宙船はトイレです。トイレのくせに無駄にカッコイイ・・・

第三見晴所。かがみの裏に赤い間接照明を仕込んでいます。

SF映画に出てきそうでカッコイイです。ただ足元の椅子とテーブルが上野動物園にありそうなフツーのやつなので、ここも空間に合わせてほしいです。

 

 

いよいよどん詰まりのパノラマステーションです。

Ma Yansong/MAD architects「ライトケーブ/Light Cave」

みんなこれを写真に収めるためにこんな山奥まで来てるわけですね。

ドーム天井は全面鏡張り、床は水盆ですが、両端だけ非常に浅くなっており、ここから奥の空間に行けます。

非常に透明度の高い敷居も空間演出に一役買っています。

単純な仕掛けなのですが、誰でも↑のようなフォトジェネリックな写真が撮れるあたり、相当念密に空間を設計したと思われます。

 

壁に何気に書かれたナゾの生き物。

ラストの見晴らし台だけでなく、SF的演出が凝らされた空間全体がおすすめできます。★★

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