• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★The Still Point – まわる世界の静止点

 

kudan houseのThe Still Point – まわる世界の静止点【2021年8⽉6⽇(⾦)〜2021年9⽉5⽇(⽇)】を見てきました。

舘鼻則孝以来の訪問でした。

作品数は26点で、地上2階地下1階の建物にしては少なく感じます。

サム・フランシス「Untaitled」

ただ国内外の評価の定まった大物アーティストが多く、見ごたえがありました。

猪瀬直哉「It is still moving Hormarge by Joseph Mallord William Turner -Snow Storm,Hannibal and his Army Crossing the Aips 2020 Oil,acryic on linen」

ボイラー室まで使った展示方法も見どころです。

これは主催者のギャラリーでよくやってる猪瀬氏の作品。

菅木志雄「連周

面白かったのが菅氏の作品です。

もの派というと加工が最小限というのがセオリーですが、この作品はかなり作り込んでいます。

窓の外に見えるのは石上純也氏の東京パピリオンの屋根です。

河原温「I GOT UP AT 9.05 AM 1977

有名な河原氏のメールアート。宙づりにして裏表が見えるようになっている、ありそうでなかった展示方法でした。

 

ダニエル・ビュレン「Peinture Acrylique Blanche sur Tissu Raye Blanet Rouge,December 1970

厳寒にそっけなく置かれた作品。ビュレン氏の作品は都市をストライプで飾り付けるものが多いので、こういう展示方法は相応しいかも。

 

館自体もトイレが部屋自体がジャン・ピエール・レイノーの作品みたいだったり・・・

窓枠の金具がゼンマイみたいになっていたり、原美術館みたいな感覚で楽しめました。★

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