• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★★イルミネーションを超えて「チームラボ 森と湖の光の祭」


埼玉県飯能市のチームラボ 森と湖の光の祭【2018年2月1日~3月3日】を見てきました。

北欧をテーマにしたリゾート地「メッツァビレッジ」の敷地全体を使った展覧会です。

 

チームラボはクリエイター集団による広告製作会社ではありますが、当初からアート作品の制作も行っていました。ここ2、3年で急速に人気が高まり、古典はもちろん専門の美術館や遊園地も急速に作られ、知名度は村上隆や草間彌生を上回ります。

池の周り一周の敷地がインスタレーション作品となっており、チームラボの作品としては過去最大のランド・アートではないでしょうか?

池の周囲の照明も他の作品と呼応しているのか、刻一刻と変化していきます。

また会場全体にコンテンポラリーでミニマルな音楽が響き渡っています。

 

作品は3種類。会場に入って左手にすぐ見えるのが、浮遊する、呼応する球体

その名の通り、紐で地面に固定された風船の作品です。

叩いて振動が中まで達すると、色が変わります。

その直後に周りの風船も呼応して同じ色に変わるという仕掛けです。

これまでのチームラボのデジタルアート作品と同様、観客が参加することで作品に無限のパターンの変化が起こり、一回限りの体験ができるというコンセプトで作られています。

 

次に右手に向かい、池を半周して行き止まりまでの道のりに点在しているのが呼応する、たちつづけるものたちと森 という作品。  

こちらもやはり叩くと色が変化し、周りの球と音楽が呼応します。

特に森の山道になっている部分の演出は幻想的。

チームラボは森や湖など自然そのものを鑑賞させる意図があったようですが、それが最も実現しているのがこの空間です。

最奥のエリアには大型のものも含め、この作品が大量投入されています。

 

湖の対岸からも見える、水面に浮かぶ電球のような作品が湖面に立つ、自立しつつも呼応する生命

手前の呼応する、たちつづけるものたちと森の頭を押すと、呼応して色が変化します。

 

都内のチームラボ展は行列ができますが、こちらは場所柄ちょうどいい込み具合です。

作品は3種類だけですが、敷地が広いので結構見ごたえはあります。

普通のイルミネーションを見飽きた人にもお勧めです。★★

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