雅叙園(目黒)の和のあかり×百段階段2018~日本の色彩、日本のかたち~【2018年7月7日(土) – 9月2日(日)】を見てきました。
雅叙園はホテル、結婚式場、料亭、オフィスビルなどが入居する巨大複合施設です。
増改築を繰り返す中、唯一現存する木造建築が「100段階段」です。
壁、天井、柱に全面絵画、彫刻が施された超豪華な部屋が続きます。
元々展示施設ではないので、会場はかなり狭いです。ただこの個性的な空間に大量の作品が展示されていて、他にはない展覧会になっています。
「和のあかり」とありますが、その幅はかなり広く、単にライトアップしてるだけの作品も結構あります。
出元も幅広く、芸術家だけでなく、企業やギャラリーも多数出品してます。
写真は長崎ランタンフェスティバルから来てます。
青森ねぶたもメイン作品の一つです。
お祭りで見るのもいいですが、このような展示会場で止まってみるとまた違う印象があります。下は水盆になっており、空間演出も凝ってます。
作品だけでなく、空間演出も非常に特徴的です。和風キャバレーのような空間や・・・
動物園のようなインスタレーションもあります。
中でも素敵だったのが川村忠晴さんの一連の作品。落ち葉や木の実などにライトを仕込むというシンプルな方法で見事な空間インスタレーションを形成してます。
ウニなど生き物の死骸を用いているのもありました。
最後の部屋はかなり盛りだくさんの演出。手前の部屋には人工衛星の残骸のようなものが天井から下がり・・・
奥の部屋は風鈴、生け花、タイルという構成。
床面の多治見製の青いタイルが印象的でした。
他にも見ごたえのある作品が大量に出品されています。会場は割と狭いですが、濃密な体験ができると思います。★★