国立新美術館(六本木)の「こいのぼりなう!」【2018年4月11日(水)~5月28日(月)】を見てきました。
会場の外までこいのぼりがはみ出てて、会場内に誘導する仕掛けになっています。
会場内は圧巻の光景。いつもは間仕切りで区切っている空間をほぼワンルームで使い、約300匹のこいのぼりを泳がせています。
こいのぼりは観客と同様、入り口から入って、出口に出ていく形で配置されています。
それに伴い、こいのぼりの色も白からどんどん色が濃くなっていき、出口付近では真っ黒です。
展示物はこいのぼりだけではありません。天井は布を張って映像制作会社のライゾマティクスの斎藤精一さんの映像を流し、softpodの音楽が流れます。かなり力の入ったインスタレーションで、多くの人が座ってゆっくり楽しんでました。
音源は日本の伝統的なものを中心に、いろんなところからサンプリングしてます。
こいのぼりのデザインはアドリアン・ガルデールというフランス人。テキスタイルは須藤玲子さんです。個別に見ていきたいと思います。これはボロと透明のレースをツギハギしたようなデザインです。
ほとんどが抽象的な模様ですが、一部具体的なものもありました。
こいのぼりの中央付近が一番見どころで、デザインがにぎやかです。
ストライプの靴下屋のデザインみたいです。
シースルー系も素敵です。
奥の空間ではメイキング映像と・・・
全テキスタイルの解説がされています。デザインの勉強もガッツリできます。
同美術館の派手な西洋画展より目立ちませんが、決して有料展には負けない展示だと思います。インスタ映えする光景ですが、是非実際に来て空間を体験してほしいです。★
会 期 | 2018年4月11日(水)~5月28日(月) 毎週火曜日休館 ※ただし、5月1日(火)は開館 |
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開館時間 | 10:00-18:00 ※毎週金曜日・土曜日、4月28日(土)~5月6日(日)は20:00まで ※5月26日(土)は「六本木アートナイト2018」開催にともない、22:00まで開館。 ※入場は閉館の30分前まで |
会場 | 国立新美術館 企画展示室2E 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2 |