東京都写真美術館(恵比寿)の内藤正敏 異界出現【2018年5月12日〜7月16日】を見てきました。
1938年生まれの作家の半世紀以上に渡る作品が展示されています。
学生時代に作成したガラス板上の化学反応を撮った写真から・・・
そこから発展したSF小説の表紙の仕事・・・
その後の日本の風俗や神々に関する仕事まで、作家歴を俯瞰できる内容になっています。
表現の変化は大きいですが、一貫して神秘的なものに関心が強いようです。
それなりに見ごたえはあるのですが、特に後期の作品は内藤さんの著作と合わせて見ないとその本当の意味が分からない気がします。その内容を積極的に紹介してくれる展覧会だとより良かったかと思います。★