2018年6月24日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

森に対する全く違うアプローチ「西太志 + 矢野洋輔展 居心地の良さの棘」

8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery(渋谷ヒカリエ)の「西太志 + 矢野洋輔展 居心地の良さの棘」【2017年12月22日(金) – 2018年1月15日(月)】を見てきました。

 

どちらも京都を拠点に活動していて、木をテーマにしてる若手作家という共通点があります。

しかしそれ以外は差異が目立ちます。西さんは子供の頃に読んだ奥深い森に迷い込む話のような、原初体験的な森への恐怖を視覚化してます。

仮面を被った子供が金網の上に座っています。高過ぎる金網は森に潜むモノの大きさを示すようです。

絵の白い部分は金や銀が多用されており、さらに表面にワイヤーのようなものがついていて、スピード感やリズム感を演出しています。

夜霧に浮かぶ自らの巨大な影。一見チープで子供じみた妄想は、浦沢直樹氏の漫画「20世紀少年」を髣髴させます。

闇に潜む生き物の大群。ライトに照らされてないところにはもっと別のものも潜んでいそうです。

 

 

一方矢野さんは異なる種類の木を組み合わせた立体作品を出品しています。

こちらは森のすべてを包み込む暖かさを作品化しています。

 

同じ森でも全く違う捉え方をしているのが面白かったです。

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