2018年12月17日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

老いと戯れる写真家「西本喜美子 遊ぼかね」

エプソンイメージングギャラリー エプサイト(新宿)の「西本喜美子 遊ぼかね」(2017/12/15-1/18)を見てきました。

場所は新宿西口から動く歩道の終着地にある新宿三井ビルディングの一階です。

西本喜美子さんは72歳から写真を始め、2011年に82歳のとき初個展という異例の経歴の持ち主。

合成技術を使った面白写真が多いのですが、普通の植物などの写真や画像処理ソフトを駆使したデジタルアートみたいな作品もありました。

それらの写真が会場に所狭しと並んでいます。

今回の個展は特にワンルームマンションぐらいの広さしかない会場を最大限まで生かした展示になっていました。

特に面白かったのが、自らの老いを笑うような自虐的な写真です。ジャンル的には演出写真なのですが、どこか日常性を感じさせる作風です。

ご主人もすでに亡くなっているそうで、自分の老後もかくありたいと思います。

展示室の外にも作品があります。鳥と遊ぶ写真と戦う写真です。

特に戦うほうは、天候や背景の電線、遮るもののない公園というシュチュエーションは、ヒッチコックの「鳥」を思い出させます。

 

エプサイトは異色の写真家の紹介が多く、利便性も高いので結構注目です。

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