• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

建築図鑑169★★リバーウォーク北九州

福岡県北九州市のリバーウォーク北九州に行ってきました。

キャナルシティ博多六本木ヒルズも手掛けているジョン・ジャーディーの作品です。

形と色の異なる5つの建物が重なり合ってできている施設です。

これは北九州市が門司、小倉、戸畑、八幡、若松の5つの市がくっついて出来たことに由来します。

形は直方体、逆円錐、円筒、球になっており・・・

さらに内部は球、円錐型に空間が削り取られており、さらに複雑な形となっています。

特にメインエントランスとなる空間は球状に複数回削り取られた形をしており、かなり複雑な形状です。

当然、建物と建物がぶつかっている所はかなりの見どころになります。

 

こんな建物なので内部を回るのにもかなりのテクニックがいります。

お互いの建物が特定の階でしか繋がっておらず、行きたい場所に行くのも一苦労。

ただ、こんな建物ですが、小倉駅前の旧そごうと違って空きテナントはなく、にぎわっているようでした。

美術館や劇場、オフィスなど、当初から複合ビルにしたことが功を奏したのかもしれません。

またお堀端という立地も優位に働いたのかもしれません。八坂神社の参道を塞いで建っているので、強引に鳥居のようなパネルが貼り付けられています。

5階ルーフガーデンからの眺めはなかなかのもの。小倉城の左隣は磯崎新氏の北九州市立中央図書館です。

2006年には隣地に西日本工業大学 小倉キャンパスができ、これもリバーウォークにつないでさらに複合施設化が進みました。

設計はマイケル・グレイブス氏。

取って付けたような時計など、徹底して平面的なデザインは賛否別れるでしょうが・・・

とはいえ、氏の国内作品はマンションとかホテルが多いので、自由に入れる建物は貴重。

良くも悪くもポストモダン建築の薄っぺらさを存分に味わえます(笑)

ちなみにリバーウォークとの渡り廊下部分はグレイブスの展示が充実しており、ファンには嬉しいと思います。

 

やっちまった感はキャナルシティ博多を上回りますが、立派に機能しているので馬鹿にできません。

キャナルからのジャーディの進化を味わえると思います。★★

コメント一覧

建築図鑑178甲田ビル – 博司のナンコレ美術体験2021年4月6日 10:04 PM / 返信

[…] まさかマイケル・グレイブスのフォロアー? […]

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