ヒデハル フカサク ギャラリー (六本木)の「瀬畑 亮 セロテープアート®展 2018 in 六本木」 【2018年1月8日~1月20日】を見てきました。

瀬畑 亮氏は幼少期からセロテープを丸めて遊ぶのが好きで、それが長じて芸術家になってしまった異色のアーティスト。個人的には2008年の練馬区立美術館の展示以来の再会です。

2008年のころは抽象的で量感をもった巨大彫刻が印象的でしたが、10年たった今日では具象的な作品に変化しています。また作品の色も当時はセロテープ独特の飴色でしたが、カラフルなものに変化してます。

また立体だけでなく、絵画作品も多く制作しているそうです。

これらの作品を生み出しているのが、瀬畑さん専用のカラーセロテープ。3原色の組み合わせで無限の色彩を出せるそうです。

僕としてはかつての抽象彫刻の方が好きでした。現在の作品はなんだか大道芸のバルーンアートを髣髴させます。アーティスト自ら3冊組の作品集をタダで配るのも異様な風景です。

ただそれらを批判するより、好きを仕事にしたいと思い、結果テープメーカー大手のニチバン株式会社と一体化する道を自ら選んだ結果がこの作品なんだな、と考えさせれました。作家専用のセロテープを使うというのはもうセロテープの域を逸脱しているのではないか?ニチバンの枠内でしか活動できないのはアーティストいうより社員じゃないのか?一見飴細工のように甘い世界観の作品群を見ながら、自由とは何なのか考えさせられる展覧会でした。