東京都三鷹市の星と森と絵本の家を見てきました。
ジブリの森の美術館を有することで、自然豊かな印象の強い三鷹ですが、それを生かしてか同地には国立天文台があります。
1924設立の三鷹の天文台には当初職員の宿舎がありましたが、平成の世に順次解体。大正建築が貴重になるにつれて惜しむ声が高まり、子供向け施設として再利用されることになりました。
庭では様々な昔遊びができる施設になっています。
建物は当時の部材を極力そのまま使っています。エントランス部分は新たに付け足し、両者をつなぐ部分はギャラリーになっています。
電話機など、昔の暮らしを彷彿させる道具が揃っています。
絵本はテーマごとに置かれており、生き物関係が充実しています。絵本の政界を再現した模型も多数。
もともと2世帯または3世帯の住居を改装したもので、納戸内に顕微鏡を置いたり、トイレを授乳室に改装したり、元の空間を生かす工夫が随所にありました。
建物の愛が溢れた良い空間になっていました。★