ギンザ・グラフィック・ギャラリーの佐藤卓TSDO展〈 in LIFE 〉【2022年5月16日(月)~2022年6月30日(木)】を見てきました。
ここにシンプルな文字しか書いてないのも肩ひじが張らない感じで新しいです。
1階はインスタ映えする空間ですが、壁にかかった巨大な「美味しい牛乳」のパーツは過去の「デザインの解剖」展の使いまわしらしいです。
巨大なキシリトールガムのパッケージ。敗れている所はどんなパッケージにしても破られてしまう宿命を言いたいのでしょうか?
巨大な冷蔵庫の中身の写真。この中に多くの佐藤卓さんデザインの商品が含まれています。
最近は1階はショーウインドウみたいなもので、地階により濃い展示が展開していることが多いです。
この展示スタイル、スーパーとかダイソーの案内みたいですね。
壁にはここには持ってこれない大型作品や、展示企画などの仕事が紹介されています。こちらも興味深いのですが・・・
今回は入り口に掲げられている通り、日用品がメイン。
特にこのS&Bの瓶は日常の美を発見した思いでした。
瓶の形は鍵をイメージしているとか。スーパーで見ると遠くからだと色と形で認識でき、手に取るとイラストが見れるという仕掛けがされているそうです。
これもS&Bですが、こちらは美味しそうに見えるかどうかというより具体的なイメージを狙ったものらしいです。
一番日用品に接近したのがこの印刷用紙です。
解説も統一感を出すためにデザインをそぎ落としたと書いてあり、教科書を見ているような感じました。
同じ佐藤さんでも可士和さんの大上段に構えた感じがない、日常に密着した展示内容で勉強になりました。でもこっちのほうが可士和さんより目にする機会が多そうですね。★★★