中央本線画廊(西荻窪)のトモトシ 「tttv」【2018年06月15日 ~ 2018年07月01日】を見てきました。
この異様な外観は道路向かいのセブンイレブンに擬態したものです。
写真をセブンでカラーコピーし、セブンで買ったはさみと両面テープで貼り付けたとのこと。これぞ地域密着?
サッシなどはそのまま残っているので廃墟化したセブンのようにも見えます。一方セブンバンクやチラシは再現されていたりします。警察に注意されたときはセブンの数字のみ外して対応してました。
中は真っ黒な壁にモニターが並んでいます。
監視ルームをイメージしたとのこと。
一つ一つのモニターも映像作品になっています。これはヤフオクで買った制服を着て勝手にコンビニで働くという作品。外国人店員ばかりの店だと受け入れてくれたとのこと。
他の作品も街の人々が見過ごしている部分を作品化するものが多かったです。
これは「電車の隣の席が空いたら壁際に寄る」動作を収集したもの。
「美術館の足元の白線を超えたとき注意を促す動作」を収集してます。
「カメラの撮影を避けて通る動作」を集めたもの。
しかし最も大掛かりで面白かったのがこちらの作品。岡本太郎氏の「未来を見た」という作品をスキャンし車の天板に貼り付け、同氏の「明日の神話」がある渋谷のスクランブル交差点前を通ります。
あえて交差点に閉じ込められることで注目され、マイナーな「未来を見た」がメジャーな「明日の神話」に勝つことをもくろんだとのこと。
手間のかからない動画作品も多いのですが、見せ方が上手く思わず見入ってしまいました。★★★
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