2019年3月24日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★★地域性を生かした展示「要注意!野外の危険なもの」

埼玉県立自然の博物館の「要注意!野外の危険なもの」【平成31年2月2日(土)~平成31年6月23日(日)】を見てきました。

埼玉県の秩父にある博物館、その一室にある企画展示室の展示です。

今年の干支であるがお出迎え。

ウリボーもいます。

剥製は薬品を除去してあり、触れるのも特徴です。

サメは昔この辺りが海だった時に住んでたらしく、この博物館のマスコットです。

猪の毛はかなり固く、かつて無印良品の歯ブラシにも使われていたとか。
ツキノワグマは北海道のヒグマに比べると大人しいですが、空腹時や子連れは危険なこともあります。
手前のポリタンクはクマがかじったもの。博物館はこんなものも資料として収集するんですね。
ニホンシカは車道に飛び出して来ての衝突事故が多いです。
後は新芽を食べたり、樹木の皮をはいだりして木を弱らせ、土砂災害の遠因になることもあるようです。
非常に力の入った、カラスの巣の再現。
外側をハンガーで支え、内側は柔らかい根っこを使うなど、雛への愛情が伺えます。
繁殖期と子育ての時期以外は危険性は低いです。
この辺りは危険というより単なる害虫ですが・・・
の標本は学芸員さんの力作です。
トコジラミは学芸員さんの実家で撮影したとのこと。
20年以上たち、すっかり日本に定着してしまったセアカゴケグモ
も沢山展示されていました。ただし人に対する積極的な攻撃性はあまりないようです。
 
キノコ色々。右のいかにもな赤いキノコはベニテングダケ
 
上の写真も毒と無毒のものが混ざって展示されていますが、見分けるのは専門家でも難しいようです。
展示の最後は如何にも危険そうで無害な生き物が集められていました。
毒っぽい名前のドクダミの他・・・
蛇類など。アオダイショウなどいかにもな名前なので、毒ありだと思ってました。
如何にもヒールな外見です。
もっとも家屋に入ってくるとかなりビビることはムカデなどと変わりません。
学芸員さんのフィールドワークに基づく体験談が多く、手作り感が好感を持てました。
山が多い埼玉県ならではの展示でもあり、身近な生き物のみが選ばれているのも特徴です。
テレビ番組などの危険性をあおる紹介にしたくないというこだわりもあるみたいです。
小さい企画ですが、かなり見ごたえはあります。★★

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