• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★★光と影の世界観「藤子不二雄Ⓐ展」

森アーツセンターギャラリー(六本木)の藤子不二雄Ⓐ展【2018年10月19日(金)~2019年1月6日(日)】を見てきました。

川崎市に個人美術館のある藤子・F・不二雄に比べ、若い人には知名度の劣るⒶ氏。やはりアニメが現在放送されていないことが原因か。

しかし作品の幅はSF、ファンタジーの強いFに比べ、子供向け、ブラックユーモア、スポーツなどにも及ぶⒶ氏のほうが広いかも知れません。

そんな世界観を体感できる展覧会です。

冒頭では展覧会のメインキャラにも使われている笑ゥせぇるすまんBAR魔の巣」の再現があります。

リアルサイズのバーに無理やり喪黒福造が腰かけているのはなかなかシュールです。

バックは六本木ヒルズからの景色を上手く取り込んでいます。

 

藤子不二雄といえば外せないのが若いころ漫画家が多く集まっていたトキワ荘です。

なんと解体時に改修されたカベも展示されています。

『まんが道』

特に氏の場合、トキワ荘がメインテーマともいうべき作品が代表作かつ最長連載作でもあるので、特に関わりが強いです。

次の部屋は児童向け作品を集めた部屋です。

ハットリくんはファミコンゲームソフト「忍者ハットリくん」を遊べるコーナーも。

 

 

インパクトの強い敵キャラが多かったプロゴルファー猿。今日でいう所のジャンプ系スポーツ漫画のノリか。

何故かやたらグラフィカルなプロゴルファー猿のコミック。

 

次の部屋はブラックユーモアシリーズ。

氏はこのジャンルの開拓者でもあります。

真ん中に置かれたのは氏の仕事机の再現。

短辺漫画を一本そのまま再現したアニメも上映されています。

 


しかし力の入っていたのが最後の笑ゥせぇるすまんのコーナー。立体映像の展示の他・・・

撮影スポットも喪黒福造を漫画内で立体的に再現してたりと、力が入ってます。

コーナーの随所には氏のインタビュー映像も。この展覧会も氏のサービス精神の現れです。

最後にはグッズコーナーもあります。

氏の出身地の富山県氷見市のイメージキャラクターも手掛けているみたいです。

 

氏の作品世界の広がりを体験できる貴重な展覧会です。これを森美術館のついでにタダで見れるというのだからお得です。★★

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