建築図鑑288★花園神社

 

東京都新宿区の花園神社に行ってきました。

新宿歌舞伎町のビルの谷間に埋め込まれたように建つ神社です。

ビルの隙間を縫って南、西、東からアクセスできますが、南からのビルの間に強引に樹木を植えて作られた参道が結構気に入っていました。

 

境内はかなり土地に余裕のある設計で、これは各種イベント用に土地を開けているのかなと以前から思ってはいました。

実際境内には唐組をはじめとする前衛劇の芝居小屋のテントが設営されることが多々あります。

しかし酉の市の際訪れた時は驚きました。

100～150も熊手を売る店が出るとのことで、境内の空間を150％利用した設営は見事でした。

また雨対策か、それとも少しでも多く熊手を置くためか、大きく屋根がせり出した屋台がひしめく様は洞窟のようでかなり異様な空間でした。★★

熊手の屋台に囲まれて一角に残された稲荷神社がこれまた異様な空間です。

 

境内は屋台がひしめいていますが、参道と周辺道路も飲食系の屋台が神社を取り囲むように大量に出店しており、大変な活況でした。

若い客も多く、未だ日本人はこのようなイベントに集まるのだなと改めて実感しました。