パルコミュージアム(池袋)の「加賀美健 レトロスペクティブ」【2018/08/31 (金) -2018/09/17 (月)】を見てきました。
海外でも活動されている人ですが、彼も扱いは海外も困ったのではないでしょうか?
このような作風でも遠目に見ると一見クールな現代アート風に見えるのが面白いところです。
しかし近くによるとその印象は一変します。
彼の発想は総じて小学生男子レベルで、理論性などはありません(少なくとも内容に見えます)。
また作品のクオリティも高いとはいえず、ほとんどおもちゃ屋のジョークグッズレベルです。このような作品で食っていっている氏には逆に敬意を表したいところです。
このネタが出品作の4割方を占めています。
まさにクソの山といった印象です。
その他にはトランプ大統領の電話(電話頭はむしろ交渉相手の北の独裁者だと思うが・・・)や・・・
スヌーピーのパロディなどがありました。
確かにこの顔はパロディとしていじりやすそうです。
そんな中で唯一「現代アート」に関係ありそうなのがこの2つ。サイコキラーがサイ・トゥオンブリーとフォンタナの真似をして作品を作っています。元ネタの絵はどちらも美術評論家が大絶賛するとともに、一般人からすると釈然としない作品です。そのいかがわさを視覚化したというと深読みしすぎでしょうか?
会場の最後では様々な動画作品が見れます。
作品単体よりそれらを活用した(?)これら一連の作品こそ氏の真骨頂かもしれません。
並行して加賀美氏の経歴とインタビューも収録。もちろんこれも作品の一つです。
ただ動画作品も含めて、作品の規模も男子小学生レベルなのが少々不満です。今後はもっと多方面の活躍も見てみたいものです。
会 場
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パルコミュージアム
池袋パルコ・本館7F |
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期 間
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2018/08/31 (金) -2018/09/17 (月)
10:00~21:00 ※最終日は18:00閉場 ※入場は閉場の30分前まで |
入場料
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一般500円 学生400円 小学生以下無料
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スヌーピーファン2021年9月17日 9:21 PM /
もしスヌーピーの作者が生きてたら激怒します!