品川区の︎MAKI Galleryのカズ・オオシロ【2020/09/05-2020/10/24】
を見てきました。
もともと2階から上にギャラリーが入居していたのですが、今回1階もギャラリーになりました。
それもワンフロア全部がギャラリーになったので、中規模の美術館並みの面積があります。
国内でこれだけのメガギャラリーは珍しいと思います。
フロアの構成はカズ・オオシロの展示と、それ以外の収蔵品の展示があります。
カズ・オオシロはロサンゼルスで活動する日本人作家です。
作風は箱、トランク、ステレオコンポ、鉄骨などをキャンバスを素材にしてリアルに作成するというもの。
表面だけ見てると本物にしか見えません。
近くから見ると、塗り方を変えて素材の様々な質感の違いを表現しています。
入口にさりげなく置かれているトランクも作品です。
他の作品にも言えることですが、使用感も再現しています。
このトランクの場合角に傷がいっぱいあったりします。
コンポ。スイッチ類はどうやって再現しているのかが気になるところです。
引き出し。表面は一番上の引き出しが少し引き出されていますが・・・
裏から見ると全く平面です。
棚の上板にはジュースを置いた跡みたいな表現されています。
前面までジュースが垂れている作品も。
一見地味ですが、一番面白いなと思ったのが鉄骨の作品です。
鉄骨の吹き付け塗装の質感を再現していました。
奥の部屋には飾り付け例?みたいな空間もありました。
収蔵作品展にはこの企画展以上の面積を使っていました。
トイレも展示室に。ただしトイレとしては使えません。
この他、上の階のANOMALYは開発好明、宇治野宗輝の展示が面白かったです。
開発さんは発泡スチロールで茶室のような空間を作っていました。★
★★ワニがまわる タムラサトル – 博司のナンコレ美術体験2022年8月8日 10:48 AM /
[…] その後、銀座蔦屋書店や天王洲のMAKIギャラリーなどで作品を目にしました。 […]