群馬県みどり市の富弘美術館に行ってきました。
設計はヨコミゾマコト氏。
場所は都内からだと、早老駅というところからわたらせ渓谷線というローカル線に乗っていきます。
天皇陛下も乗られた観光列車で、その名の通り渡良瀬川に沿って走っています。
木を使った落ち着いた内装。ちなみに日曜でしたが利用者は僕含めて3人のみ。
架っている橋がバリエーション豊かです。
また構内に温泉のある駅があったりもします。
最寄の駅は「神戸」と書いて「ごうど」と読む駅です。
この駅内にも車両を改造したレストランがあります。
ここからバスで山道を登って10分程度で着きます。女優・声優の小倉唯の出身地らしく、車内放送を担当しています。
外からの特徴は捉えずらいです。
その最大の特徴はすべての部屋が円で構成されているということです。
ロッカー室やトイレ、一般の人が立ち入らない事務室まで円という徹底ぶりです。
内部は撮影禁止です。
チケットカンターなど外部からわずかにそのコンセプトが伺えます。
美術館を上から見れるポイントはないのですが、こんな感じになってるようです。
池に浮かぶ蓮をイメージしたそうです。
どこに何があるのか分かりやすい空間構成です。
低い位置に空いた丸い穴から、円と円の隙間がのぞける作りです。
個の隙間にも管理者用の扉から入れるようになっており、場所によっては花が植えられてたりします。
穴の位置が低いのは子供がのぞけるようにの配慮かも。
ただ隙間内部は塗装がはがれているところも多く、メンテナンスの難しさを思わせます。
順路の構成は緩やかで、明確な決まりはありません。
都内からだと結構遠いですが、道のりも楽しく、建築、展示ともに素晴らしいので行く価値は十分あります。★★★
死ぬまでに見たい100の建築 – 博司のナンコレ美術体験2019年6月9日 11:01 AM /
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