スパイラル(青山)の「脳よだれ展 2018」【2018.06.28〜07.08】を見てきました。
「脳よだれ」の意味はイマイチよく分かりませんでしたが、キャッチーなタイトルにふさわしい写真が集まっていました。
それぞれの作品はある「欲望」をビジュアル化したもののようです。
電信柱に取り付けられた犬用ウォシュレット。絵的には若干伝わりにくいですが、犬の表情には惹きつけられます。
強烈なインパクトを持つ作品。フライにされる食材は結構過酷な目に遭ってると思っていましたが、こうして見ると楽しそう?
バラエティ番組でお馴染みのパイ投げがアート作品に。色鮮やかなユニフォームに身を包むのは実際の大リーグ選手です。腕の毛までクッキリと写る高画質な写真なのに、パイによって完全に顔が隠れているのが、「真剣遊戯!」な印象を残します。
これも構図がキマってる作品です。らせん階段に買い物客が並んでいるイメージですが、整然とした幾何学的な階段は非現実的に見えます。
今回の展示で一番面白かった作品です。
家族の口に始まり、ズボンのチャック、こたつ、ランドセルなどなど、写真内のあらゆるものが「閉まってない」です。
小道具も凝っており、フタが空いた碁石入れ、完全に包まれていないオムライスの他、小説も下巻が欠けていたりと芸が細かいです。一種の間違い探しのようです。
結構難しいことも多いスパイラルの展示ですが、今回は珍しく直感型の展覧会でした★