三重県伊勢市の麻吉旅館に行ってきました。
宮田さんの四次元温泉日記で紹介されていた迷路旅館です。
とくに有名なのが公道の頭上に架かる橋です。
斜面に沿って建物を増築していった結果、迷宮化していったようです。
旅館の裏手。高速道路がすぐ後ろを走ります。
基本3階ですが、高低差があるので計5階ぐらいあると思われます。
外観だけでなく内部も折れ曲がりながら廊下が続いており、複雑な作りです。
また古いものを壊さず、直しながら使っているのもよく分かります。
複数の入り口があり、どこが正面なのか判別できません。これは玄関の一つですが、頭上には著名人の色紙が並んでいます。ただ大半は古く知らない人ばかりでした。立地上、芸能関係の人の利用が多かったそうです。
かつての団体客向けの下駄箱。現在は少数精鋭型になっていますが、こういった使わなくなったものもインテリアとして残されています。
偉い人が泊った痕跡(?)です。
増築部分の中には現代的な空間もあります。
ただそれらの空間もやはり迷宮気味です。
衝立などに貼られたのは保存されていた手紙類など。旅館の人も読めないそうですが・・・
地元の食材を使った朝食、夕食が付きます。
客室内も広く、古いものを治しながら使っているのがよくわかるインテリアです。
撮影で使われる空間。
この他に撮影禁止の資料館があるのですが、非常に広く、地下深くに潜っていく作りで面白いです。
値段も朝夕食付きにしては安く、アットホームで高級宿という雰囲気でないにしても不思議な体験ができることは請け合いです。★★
風情では済ませられない古さ★★★建築図鑑284北温泉旅館 – 博司のナンコレ美術体験2022年11月23日 7:58 PM /
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