2018年5月27日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★★原美術館40年の歩みを一気に「現代美術に魅せられて」(後期)

原美術館(品川)の「現代美術に魅せられて」(後期)3月21日[水・祝]- 6月3日[日]】を見てきました。

 

前期は開館時のコレクションを展示していましたが、後期では開館後の展覧会をきっかけに収蔵された作品を展示しています。前期はアメリカのお下がりを見ているような気分でしたが、後期は原美術館のオリジナル企画の数々から生まれたコレクションなので、より多様性があり、個性的な展覧会になっていました。

アドリアナ・ヴァレジョン「スイミングプール」

アドリアナ・ヴィレジョンのスイミングプールを描いた作品。きっちりと描かれたタイル目地が水面で大きくゆがんでいます。規則性と柔らかさが両立してて、見ていて落ち着く絵です。

森村泰昌「スローターキャビネット II」

森村さんの立体作品。写真の他に仏壇と切断された指のオブジェが付きます。

 

他にもジャン・ピエール・レイノーのアタッシュケース、ピピロッティ・リストのランプスタンドを用いた作品、エルンスト・ネトの天井から吊るす小型の作品など、現在も活躍するアーティストの小品が多数展示されており、かなり見ごたえがあります。

佐藤雅晴「CALLING ドイツ編」

カミーユ・アンロ「Dying Living Woman」

また前期はなかったことですが、動画を展示する部屋が一つ設けられています。前衛的で全く違う動画が一挙に見れて得した気分です。

 

かつて個展で見た作品をまとめてもう一度一挙に見れると考えれば、かなりお得な展覧会ではないでしょうか?

 

好奇心が刺激され、新しい発見も多数ある好企画です。杉本博司の一室以外は全て作品が入れ替わっており、前期を見た人も是非見てもらいたいです。★★

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