2018年6月20日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

北極圏への小旅行 石川直樹「Svalbard」

NADiff Gallery(恵比寿)の石川直樹「Svalbard」

NADiff Galleryといってもその実態はギャラリーとアートブックショップが入居するナディッフアパートの地下にある6畳ぐらいの物置に過ぎません。

なのでそんなに期待していなかったのですが・・・

意外にもコンパクトながら、テーマを絞ったいい展示でした。そっけない空間が逆に展示テーマにマッチしてます。

 

展示は石川さんがスヴァルバールというスカンジナビア半島最北の町で撮った写真で構成されます。重厚な建物がかっこいいです。

一面真っ白な写真が印象的です。雪山には日本でも色んな伝説がありますが、こんなに真っ白だと確かに気も触れそうです。

と思えば積み木のような可愛らしい家の写真も。

日本ではイタチが横切るだけで大騒ぎですが、あっちはこんなのが歩いてるんですね。でももっと衝撃的なのは・・・

こちらですね。怪獣上陸って感じです。

「妖星ゴラス」より南極怪獣マグマ

写真だけでなく、旅先の土産物なども合わせて展示されてます。

メインはやはり真ん中に展示されているクマの木彫り。

クマの顔はなんだか日本のより可愛らしいですが、捕まってる魚の不屈な表情が印象的です。「太陽の塔」の顔みたいです。

岡本太郎「太陽の塔」

 

石川直樹さんは今年年初に水戸芸術館、そして今秋には市原湖畔美術館で展覧会をするなど、今最も勢いのある写真家です。しかし水戸も市原も遠いので、よほどのファンでないり、スルーした人も多いのではないでしょうか?(僕も行ってません)

この展覧会はそういった人におすすめです。

 

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