神奈川芸術劇場KATTの小金沢健人展 『Naked Theatre –裸の劇場– 』【2019年04月14日(日)~2019年05月06日(月) 】を見てきました。
もうすっかりおなじみになった感があるKATTの芸術展。
舞台演出に使う装置がインスタレーションアートと相性がいいせいかもしれません。
2階壁面に映像を映すのもおなじみになりました。
前回のさわひらきさんの展示と同様、部屋を丸ごと使ってインスタレーションを展開してます。
違うのは控室と思われる空間も展示に活用しているという点です。
こちらでは小金沢氏が神奈川芸術劇場のエスカレーターを降りながら踊る映像が流れています。
モニター中央で映像を天方向で反転してくっつけることで、不思議な異次元空間を作り出しています。
メインの空間は霧で満たされています。
スモークマシーンは観客席の裏に2基、隠されています。
舞台の書き割りのごとく、稼働壁に描かれているのは小金沢氏の3歳の娘さんの描いたもの。アルファベットやひらがなを文章ではなく絵として描き写したものとのこと。
他に目立つのは天井を飾るネオンサイン群。お店から使われなくなったものを集めてきたものだそうです。
サーチライトの演出で空間が変化していきます。
他に重要な要素は音。小金沢氏が詩を朗読する「水は流れて」という作品です。
作品としては異常なのですが、僕が行ったときはオープニングパフォーマンスが行われていました。
「は だ か み た い」という作品で、サウンドアーティスト・鈴木昭男さんの音楽に合わせて、宮北裕美さんがダンスするというものです。
ここでも音と光で空間が刻一刻と変化していくのが見どころでした。
鈴木昭男さんは楽器以外にも金属や石をこすり合わせるなどして音を作っていました。
パフォーマンスがなくとも、空間の演出は1時間ぐらいの周期で変化してますので、ゆっくり見れると思います。★
onhaxx.me2020年8月20日 6:44 PM /
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