2018年12月18日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★★東京藝大より面白い!桑沢デザイン研究所平成29年度卒業生作品展

桑沢デザイン研究所平成29年度卒業生作品展(渋谷)【2018.2/23-2/25】を見てきました。

桑沢デザイン研究所は原宿駅から10分弱のところにある専門学校です。日本初のデザイン学校で、卒業生には倉俣史朗、吉岡徳仁などがいます。

卒業制作展は1階から8階までのフロアを使ったかなり大規模なものです。

佐藤朝子「きもちカメラ」

特徴としては、学校にデザインと付くだけあり、他の卒展に比べてディスプレイが圧倒的に良いです。どんな作品なのか説明を読まなくても直感的に分かるものが多かったです。

織田冬子「へびのす」

作品は身近なものから着想を得ているものが多かったです。当然犬、猫などもあるのですが、ヘビ、ゴキブリなどをデザインに取り込んでいるのは恐れ入りました。

平野美波「未来の生き物図鑑」
武富咲玖良「のべつまくにゃし」
水沢萌香「私たちの身近な絶滅どうぶつたち」

本好きとしては本の出品が多いのもうれしいところ。どれも販売されているものと遜色ない出来です。

新井加奈子「うっかり文房具」

一番好きな作品です。出品作は「あみだくじ鉛筆」「持ち手多すぎはさみ」「アンバランステープカッター」など。このようないい意味での緩さやいい加減さが随所に見られました。

村尾郁里子「注文の多い料理店」

物語に対応した付箋が大量に付いています。普通に欲しい・・・

嵯峨野秀美「フレンチ惣菜店 french dali duo」

研究所によってはガチのデザインも。使用食品に対応したシュルレアリスム的な細密画が描かれています。

正直思い付きのような作品も多いのですが、それがこれだけ集まると圧巻で、ツボにはまる作品もあると思います。

少なくとも展覧会としては東京藝術大学の卒展より楽しめます。★★

コメントを残す