2018年12月17日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★★★ビー玉の次は・・・「名和晃平 Biomatrix」

SCAI THE BATHHOUSE(上野)の名和晃平 Biomatrix 【2018年10月10日(水)-12月8日(土)】を見てきました。

 

名和さんは国内外で活躍されている彫刻家。

名和晃平「PixCell-Elk#2」

しかし近作ではビー玉を使った代表作以上の衝撃をもたらすものはなかったように感じます。

 

今回の新作展の展示は2種類。まず壁かけの作品が2点と・・・

壁に強引にくっついている作品が2点。

複数の人体が捻じ曲げて融合したような作品で、造形的面白さはありますが、これだけでは従来の枠組をそれほどオーバーするものではありません。むしろいかにも西洋のハイ・アートといった感じです。

 

ただその奥にあった作品は衝撃でした。

ギャラリーの床が一部切り取ってあり、そこに作品を埋め込んでいます。

金属的な光を放つマス目のようなものが蠢いています。

これは床に液体状のシリコンを流し、下から空気を送り込んで動かしています。

シリコンを流した時点では何の模様もなく、空気の送り口をグリッド状に配することで、模様は自然にできるそうです。

 

空気はランダムに流れるらしく、マス目の形状もそれに合わせて変化します。

また空気の量も変化しているのか、結構大きな音が出ます。

上はすべての送り口が一斉に空気を送り込んでいるところです。

 

メタリックな色合いが、SF小説に出てくる液体金属生物みたいでカッコイイ!

液体を使った彫刻というのも遠藤利克さんがやった水道の水流しっぱなしの作品みたいで楽しいです。こういう作品はなかなか見れないので貴重な機会です★★★

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