• 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

イベントの終焉に立ち会う「ニパフ’18」

3331 Arts Chiyoda(千代田)の第23回日本国際パフォーマンス・アート・フェスティバル(ニパフ’18)を見てきました。

 

国内の各地を巡回するパフォーマンス・アート・フィスティバルの東京展です。

会場は3331の50人も入れば満席になる教室の一室で、歴史も知名度もあるイベントにしては随分小さいなと思いましたが、このイベント、今回で最後らしく、図らずもイベント終了に立ち会うことになりました。

世界中からアーティストが集まっており、出演者も老若男女バリエーション豊かですが、会場は出演者とその関係者、知り合い、そして運営スタッフが大半で、一般客はおそらく20人もいなかったと思います。

倉田めば(日本)
マリオ・モントヤ(スペイン)

ロレーナ・イズキエルド・アパリシオ(スペイン)
樽見拡樹(日本)

演目は体を歪めたり顔に何かを塗りたくったりして「変身」するものが一番多かったです。パフォーマンスとはシャーマンのように儀式によって何か別のものになることをいうのかもしれません。

武谷大介(日本)
黒田オサム(日本)
岡原正幸(日本)

他に演劇っぽいのや、歌を歌うもの、儀式めいたものなどバリエーション豊かでした。しかし正直この内容で東京アートフェアと同じ入場料を取るのは厳しいのではないかと思いました。アートの展示、イベントも大量に出現し、行列ができるものが1%ある一方で、9割方は閑古鳥が鳴く状況です。規模を縮小して無料化すれば細々とは続けていけるとは思いますが・・・

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