公式長編記録映画 沖縄海洋博を見ました。
1975年に行われた沖縄の万博の記録映画です。約150分で映画としてはかなり長め。
テーマは「海-その望ましい未来」で、1970年の大阪万博のテーマ「人類の進歩と調和」とはずいぶん違います。
なので万博の映像以外にも沖縄や世界の海洋国の文化などが大量に紹介されています。
開会式で祝辞を述べるのは当時の皇太子殿下。この後ひめゆりの塔への献花と閉会式でも登場します。
沖縄海洋博の象徴でもあるアクアポリス。設計は 菊竹清訓氏。
浮島で広島で制作後、けん引されて沖縄まで来たこと。発電施設や、ごみを出さないための焼却炉や浄水装置が付いていることが語られます。
もっともそんなことは当時訪れた人のほとんどが知らなかったでしょう。
大阪万博から5年、早くも未来都市の夢は成熟したというべきか、それとも現実路線に行っただけというべきか。
アクアポリスの足元には海洋牧場が作られていたようです。
海洋牧場はアトラクションの中でも語られていました。
映画の中でも様々なライド系アトラクションが登場しました。
上は北極をテーマにしたライド。
各国のパピリオンも登場します。
ただインパクトがあったのはイタリア館ぐらい。
海の汚染をテーマにしたアート作品らしいです。
映画の半分以上は万博と関係ないものです。
シーサーも何度も登場します。
沖縄の那覇大綱挽まつり。
生物も多く登場します。
上はガラパゴス諸島のウミイグアナ。
漁の様子。写真はたら漁。
網にかかってしまったセイウチ。このあと逃がされます。
海外組でインパクトがあったのがこちら。
ミクロネシアから沖縄まで3000kmを6人乗りヨットで来た人々。
イベントも色々あったようです。
上はサンフランシスコからの太平洋横断ヨットレース。
40日以上の工程でした。
海洋博の建築が見たかったので期待していたものとは違いますが、これはこれで楽しめます。★