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★建築図鑑91 新興宗教の巨大な墓場「霊友会釈迦殿」

東京都港区の霊友会釈迦殿を見てきました。

 

設計は竹中工務店。

新興宗教である霊友会の本拠地です。

新興宗教の聖地(?)は地方にあることが多いです。

滋賀県の神慈秀明会(イオ・ミン・ペイのMIHOミュージアムが有名)、奈良県の天理教、大阪のPL教など。

霊友会は東京、それも東京タワーの真下という超一等地に大拠点を構えます。

タワーに登ったイギリスのロックバンドのデュラン・デュランも注目したという伝説の建物です。

 

周りを歩いてみるととにかくデカい。

屋根の形状は合掌をイメージしてます。

一等地とはいえこの辺りは墓地や古い民家、安アパートも多いため、余計目立ちます。

最大の特徴はこの連続した軒(?)

ふざけているとしか思えないデザインですが、たくさんの信者が風雨をしのぐにはいいかも知れません。

平日の昼間とはいえ、清掃のボランティア以外に全く人気が無い。

巨大な建物だけにかなり寂しいです。

中も信者でなくても自由に入ることができます。

28本のV字型に広がった柱も特徴で、先ほどの軒と合わせて参道を表現しているとか。

天井のパターンもファンタジーチックで雰囲気あります。

中央はファミリー広場と書かれていますが、急にポップな色合いになって返ってブキミ。

この手前にカフェもありましたが、やはり閉まっていました。

両脇には創業者?のメッセージなどが書かれていますが、さすがにこの辺りはスルー。

上階にもホールがありますが、さすがに閉ざされていました。

巨大な扉のレリーフ。作者は不明ですが、おそらく著名な芸術家のデザインに違いないです。

ホール脇にもポップなイスが置かれていました。

 

巨大なホールを持ち上げた竹中の施工力はすごいかも知れませんが、規模の割は単調なデザインはいただけない。機能はともかく、求心力を高めるという意味合いでは失敗建築かも。離れて眺めるには楽しい建物です。★

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