2018年10月17日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

早くもマンネリ化「新宿クリエイターズ・フェスタ – 2018」

新宿クリエイターズ・フェスタ – 2018【平成30年8月1日(水)~10月8日(月・祝)】を見てきました。

丹下健三「東京都庁」

都庁がある新宿副都心一帯の主に高層ビル群内で行う展覧会です。

 

まず住友不動産新宿グランドタワーでやっているのが・・・

椿昇「anonymous」

毎年参加されている椿氏の作品です。

触ることもできる巨大な肌色の化け物です。

解説を読む限りは自己増殖するアートといったところでしょうか?

しかし映画「AKIRA」や「新世紀エヴァンゲリオン」的な世紀末ディストピアを彷彿させる不気味な作品です。

 

日建設計「新宿NSビル」

一方巨大な吹き抜け空間を持つNSビルで見れるのが・・・

河口洋一郎「赤い宇宙鳳凰「青い宇宙鳳凰」

これまたバルーン製の巨大な立体作品です。去年もここで展示していました。

色違いに見えますが、よく見ると形も微妙に異なっています。

天井までの吹き抜けというSF的空間によくマッチしています。

ちなみに最上階から見るとこんな感じ。ほとんど点にしか見えません。

作品とは関係ありませんが、吹き抜けには天井にLEDライトが仕込まれており幻想的な風景を作っています。

エレベーターシャフトの形状などと合わせて、ビル一つで都市のような風景を作り出しています。

ちなみに近くの新宿ファーストウェストでも河口氏の展覧会を行っています。

 

エマニュエル・ムホー「2018 colorscape

新宿駅の高島屋タイムズスクエアが見えるデッキのガラスに作品を仕込んだのが、エマニュエル・ムホー氏。

近くで見るとSHINJUKUの文字がカラフルなグラデーションを形成しているのが分かるのですが・・・

ちょっと離れると色も非常にぼやけます。新宿の他の光が強烈過ぎるようです。

ムホー氏は他の光を計算せずに作品を展示されたのでしょうか?

 

作品自体は面白いものもあるのですが、大御所作家をはじめとして去年と同じ場所で展示している人が多く、3回目にしてマンネリ化が謙虚でした。新宿副都心は東京では珍しくよく整備された未来的光景が魅力的なので、それを引き立てる企画をもっと考えてもらいたいです。

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