2017年12月11日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

夜の渋谷の新しい遊び方  EVERYDAY HOLIDAY SQUAD「渋谷の部屋」

SNOW Contemporary (麻布)のEVERYDAY HOLIDAY SQUAD「渋谷の部屋」(2017 年11 月17 日(金)から12 月22 日(金))を見てきました。

先日の「uuuurrrraaaauuuunnnnyyyy」展でも度肝を抜かれ、今最も活発な活動を行っているギャラリーのひとつと思われるSNOW Contemporary。今回はワタリウム美術館でも印象的な展示を行ったEVERYDAY HOLIDAY SQUADの個展を行います。

前衛的な展示に反して、めっちゃ普通の建物の4階の一室がギャラリーになってます。

ワタリウムの展示は東北の警備会社と工事現場がテーマでしたが、今回の個展では渋谷をテーマにしています。渋谷の街に作品を仕掛け、その片割れをギャラリーに持ち込むという趣向です。渋谷の街に作品を見にに行って展覧会が完成するという凝った作りです。

もっとも象徴的なのがこの作品です。基本は放置自転車を2台繋げただけの作品です。

これは放置自転車の回収業者が海外への転売益を見込んで回収していることを逆手に取り、使えなくなった自転車はいつまでも街に残るのではないかと過程。街には自転車の後ろ半分を繋いだ自転車が止めてあるそうです。

あとは渋谷の街に沢山あるものを作品化。ネズミや、靴、鍵の落とし物など。落とし物は渋谷の焦点の人が早朝に掃除するので通勤時間には無くなるそうです。ちょっとしたフィールドワークになっているのが面白いですね。撮影禁止でしたが、宮下公園の工事現場に白線でサッカーコートを描くという作品も面白かったです。

渋谷といえば・・・ということでホームレスを取り込んだ作品もありました。と言ってもホームレスがため込んだ空き缶回収のシールを貼った段ボールを拝借してきただけですが。

 

それなりに面白いのですが、都市で遊ぶという表現だと、先行するChim↑Pomや島袋道浩さんの作品にはまだまだ負けてる感じがします。そういえばみんなワタリウム美術館にかかわりが深い作家ですね。今後の成長に期待したいです。

 

 

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