2018年8月21日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★★建築図鑑29 広告ビルの神髄「サンバーストビル(日の丸自動車学校)」

(新建築より)

今回は目黒区のサンバーストビルに注目してみたいと思います。

設計は芦原太郎氏。父親も同じく建築家の芦原義信氏です。

なんといっても特徴的なのはビルから飛び出た日の丸ですが、近くに行ってもいい撮影スポットはないです。山手線から見ることに特化した建物と言えます。

恵比寿ガーデンプレイスの方からは比較的よく見えます。芦原氏自身ここからの見え方を気にされたそうです。日の丸が浮き上がって見れるようにビル部分は緑がかった暗色になっています。

(新建築より)

後ろから見るとこんな感じです。道路側から歩いてくるとすごく薄いのでかなり近づくまで気づきませんでした。

シルバーのカラーリングとランダムに上に配置されたスリット上の窓は雲をイメージしています。「昇る太陽と雲間からはじけ輝く陽の光」をイメージ下とのことですが、残念ながらこちらからは日の丸は見えません。

(新建築より)

上空から見た図。地上から見るとただの薄い建物ですが、実は三角形上の建物だと分かります。

(新建築より)断面図

断面で見ると予想より球体部分が大きいです。

ちなみに上層部は本社機能があるとのこと。

球体の内部です。ガラスが反射して分かりにくいですが、内部は非常階段や照明設備はありますがそれ以外はがらんどうです。当初はアーティストに貸し出して展覧会などを行う構想があったようですが、使用された形跡はありません。非常にきれいに保たれているので残念です。

 

 

ふざけた一発芸のようですが、フィリップ・スタルクのアサヒスーパードライホールや、渡辺誠の青山製図学校と同様、その見え方には非常に気を使っているようです。これが今日でも大事に建物が使われている要因だと思います。★★

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