2019年4月18日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

一歩も歩かず建築ツアー!山手線から見える建物だけ集めてみた。

東京では建築ツアーが盛んに行われています。しかし興味はあるけど時間がない、寒い、暑い、歩きたくない(笑)など様々な理由で参加を躊躇されている方も多いと思います。そこでツアーに参加しなくても、そして歩かなくても見れる山手線から見える建築だけを集めてみました。

東京駅から反時計回りです。

 

JY 01 東京駅

東京駅【辰野金吾】

電車からでもドーム状の屋根が見えます。

わざわざこのドームを復元したわけですが、所詮西洋の劣化コピーな気がします。

 

JPタワー【吉田鉄郎/隈研吾】

吉田氏の戦前の中央郵便局を隈氏がリノベーション+増築。

高層部分は蛇足ですが、デザインの保存や内部の吹き抜けなどはよくできています。

 

JY 02 神田駅

マーチエキュート神田万世橋

 

昔あった万世橋駅の遺構を商業施設にリニューアルしたもの。

中央線の電車を下から見ることもできます。

 

 

JY 03 秋葉原駅

JY 04 御徒町駅

JY 05 上野駅

東京文化会館【前川國男】

 

前川氏の代表作。これ以降レンガを貼った建物にデザインが変化するので、前川氏の前半の締めくくりにもなる名建築です。

JY 06 鶯谷駅
JY 07 日暮里駅
JY 08 西日暮里駅
JY 09 田端駅
JY 10 駒込駅
JY 11 巣鴨駅
JY 12 大塚駅
JY 13 池袋駅

ロサ会館

ゲームセンター、スーパー、風俗店、ファーストフードまで何でも入居する池袋の空気を体現するビル。
JY 14 目白駅
JY 15 高田馬場駅

BIG BOX【黒川紀章】

黒川氏の建築としては全く知名度はないですが、このそっけなさはまさに黒川流。

商業建築としての使い勝手は抜群。

 

東京グローブ座【磯崎新】

 

奥さんの宮脇愛子氏の彫刻が電車から見えるので分かりやすいです。

考えたら磯崎氏って都内に代表作がないんですね・・・

JY 16 新大久保駅

 

早稲田大学理工学部校舎【安藤勝男】

周囲に高いビルがないせいで、よく見えます。

菊地秀行氏の小説、「魔界都市≪新宿≫」内ではホテルとして使われています。

正方形のブレースのパターンがステキ。

 

第三スカイビル【渡邊洋治】

 

鬼才・渡邊洋治氏の数少ない現役の建物。色がグレーから緑に変わったせいで大分マイルドになってしまいましたが・・・

 

新宿東宝ビル【竹中工務店】

 

電車からもゴジラが見えます。

一日に数回あのBGMとともにゴジラが咆哮します。

ゴジラの真正面はホテルの客室になっているとか。

 

JY 17 新宿駅

損保ジャパン本社ビル【内田祥三】

 

新宿副都心のビル群の中では大人しい存在。美術館も入居してます。

 

新宿アルタ【戸田建設】

 

出来た当初は巨大モニターが珍しかったそうですが、いまやヤマダ電機のモニターの方が巨大で、電車からもよく見えます。

 

モード学園コクーンタワー【丹下憲孝】

 

健三氏なきあとの事務所の設計。それほどもてはやすほどのデザインでしょうか?

頭頂部は開閉してヘリが停まれるそうです。

 

代々木ゼミナール本部校【大成建設】

他の高層ビルに紛れてますが、ただの予備校にしては異例のサイズ。

低層部は塾、高層部はエリート予備校生のための缶詰部屋で、その中間の構造丸見えの食堂は一般の人も利用できます。

 

タカシマヤタイムズスクエア【日建設計】

NTTドコモ代々木ビル【NTTファシリティーズ】

タカシマヤの他にも東急ハンズも入居する巨大ビル。新橋の高層ビル群以上のインパクト。

右はニューヨークのエンパイヤ・ステートビルのパクリであるNTTドコモ代々木ビル

 

JY 18 代々木駅
JY 19 原宿駅

 

国立代々木競技場【丹下健三】

 

丹下氏の代表作であるともに、戦後日本を代表する建築です。

丹下氏の黄金期の特徴で、構造と形態が一致しています。

 

アイスバーグビル【シー・ディ・アイ青山スタジオ】

 

まさに氷塊としか言いようのない斬新なデザイン。表参道から外れるせいかあまり注目されていませんが・・・

 

西武渋谷店

 

電車からでもカールステン・ニコライ氏デザインのエントランスが見れます。

 

 

SIBUYA 109【竹山実】

 

渋谷の変わらないランドマーク。ほぼ左右対称に見えますが、実は右側は全く別のビル。

JY 20 渋谷駅

ヒカリエ【日建設計】

 

最近の日建設計らしいカチっとしたビル。昔はもっとデザインにバリエーションがあったような・・・

 

SANKYO新東京本社ビル【大江匡】

 

ここまでブレースがデザインに取り込まれている建物も珍しいです。見た目上ブレース自体で建物を支えているように見えます。

 

六本木ヒルズ森タワー【森ビル・入江三宅設計事務所】

 

外観は甲冑をモチーフにしてるとか。電車からはタワー並みの巨大さがよく分かります。

JY 21 恵比寿駅

サンバーストビル【芦原太郎】

建築に興味がない人にも非常に波及効果が大きいと思われる設計。明らかに電車からの目線を意識したデザイン。

JY 22 目黒駅

ポーラ五反田ビル【日建設計】

 

コアブロックを実用化した設計で建築学会賞を獲ったが、玄人向けの建物で外見上面白みがないです。一般建築ファンと専門家の見解のギャップを示す好例。

JY 23 五反田駅

東京デザインセンター【マリオ・ベリーニ】

真ん中に全く別のビルを挟んだコの字型の平面計画の建物。パッと見地味ですが、中は複雑で面白い。

JY 24 大崎駅

ゲートシティ大崎【日建設計】

地味だけど双子ビル。比較的低いせいか目立ちませんが、よく見ると複雑な形をしてます。

 

JY 25 品川駅

新高輪プリンスホテル【村野藤吾】

村野氏のホテル建築の代表格。都内の原稿ホテルの中では外観、内装ともに屈指の出来。

 

品川インターシティ

ビジネスビル街。ビル間の公園部分のデザインが面白いです。

 

NTTドコモ品川ビル【NTTファシリティーズ】

両側にとりついているのは単なる室外機なのですが、そのせいで一気にSF的デザインに。新宿のタワーといい、NTT侮りがたし。

 

ジャパンタイムズニフコビル【坂倉建築研究所】

ネガとポジを横に並べた面白いデザインですが、現在空きビル。使い勝手はイマイチなのかも?

JY 27 田町駅

日本電気本社【日建設計】

通称ロケットビル。この頃の日建は輝いていました。

 

東京タワー【内藤多仲】

内部では建築のドキュメンタリー映像も見れます。高層階が特別展望台になったり、色々試みは行われています。

 

日本テレビタワー【リチャード・ロジャース】

あのポンピドゥーセンターを手掛けたロジャースにしては退屈なデザイン。汐留は日本の建築界のダメさ加減を表す見本市と化しています。

JY 28 浜松町駅

電通本社ビル【ジャン・ヌーベル】

ヌーヴェルの作品集の写真と比べると、ため息の出るような退屈さ。せめてビルの色を変えてほしい。

 

東京交通会館

かつてぐるぐる回転していた展望レストランがトレードマーク。この界隈は渋いビルが多いです。内装も凝ってます。

JY 29 新橋駅

新橋駅前ビル【佐藤武夫】

複雑な平面計画を持つビル。古臭さが逆にサラリーマン憩いの場として機能してます。

やはり内装は丁寧な仕上げです。

 

ニュー新橋ビル【松田平田坂本設計事務所】

新橋駅前ビルよりさらに猥雑なデザイン。ホームから漏れる光が楽しい。

 

静岡新聞・静岡放送東京支社ビル【丹下健三】

メタボリズム建築としては増築具合に不満あり。ベランダ(?)があまり活用されていないのも残念。

 

 

有楽町マリオン【竹中工務店】

圧倒的なスケールで次々登場する新鋭の商業施設と張り合っています。なんだかんだ言って銀座のランドマーク。

 

銀座SIX【谷口芳生】

道行く車のライトを取り込んだデザインは悪くないのですが、やや大味すぎます。

中はアート作品の宝庫ですが、ハイソな雰囲気は入りにくい?

 

銀座東急【日建設計】

ジャン・ヌーベル並みの映像建築でドキモを抜きました。SIXと同様、こっちも高級志向。

 

MIKIMOTO GINZA2【伊東豊雄】

どっからどうみても伊東豊雄なデザイン。壁式構造で、ディテールを隠して箱っぽさを強調してます。

 

JY 30 有楽町駅

東京国際フォーラム【ラファエル・ヴィニオリ】

夜になると竣工時はムダと騒がれた構造をライトアップして見せびらかしています。

ホール本体はともかく、間の通路部分は骨董市などでにぎわっています。

 

ビッグカメラ有楽町店(そごう有楽町店)【村野藤吾】

商業化してデザインが失われたと言われていますが、線路に呼応してカーブを描いた壁面や角度をつけた看板など、村野のデザインの楽しさは割と残ってると思います。

コメントを残す