2019年2月16日
  • 日々観た展覧会や関連書籍の批評をしていきます。

★★建築図鑑76スペースシップな新都心「さいたま新都心駅」

埼玉県さいたま市のさいたま新都心駅を見てきました。

新建築2000年7月号

さいたま市は3市合併によって出来た市。

この駅はさいたまスーパーアリーナもあり、その中心部です。

 

設計は鈴木エドワード氏。

なんといっても最大の特徴はこの自由歩道

雲をイメージしたというトンネルは80mあり、幅23mの幅員があります。

こんな空間は国内には他にないかも。

その形状と天井のシンプルなライトから、80年代映画の巨大宇宙船内部を彷彿させます。

 

自由歩道上に柱が一本も無いのが特徴です。

それを支えるため改札側には樹木をイメージした柱が並んでいます。

それ以外は低コストな折板鋼板です。

ブレースを用いず、軽やかに見せているのも特徴です。

ベンチや掲示板もどこかスペーシー。

スーパーアリーナの大量の客を捌くのに適切な広い空間が確保されています。

 

この自由歩道に呼応するように、スーパーアリーナ側も、反対の商業地区も広い歩道を確保しています。

日本には珍しい、視界がきく気持ちのいい歩道です。

下から見るとシンプルで美しい外観がよく分かります。

横から。

屋根は1/3を透明ガラスとし、外界との接触を確保しています。

 

自由歩道は完璧な造作なのですが、ホーム部分はほとんどデザインされていません。

エドワードさんもここはJRから触らせてもらえなかったのか。

一応屋根を波立たせて改札側と一体感を持たせてはいますが。

みどりの窓口にも模型が置かれていました。

 

鈴木エドワードさんの代表作であるだけでなく、日本の駅の中でも現代部門ではトップクラスだと思うのですが、どうでしょうか?★★★

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