埼玉県さいたま市のさいたま新都心駅を見てきました。
さいたま市は3市合併によって出来た市。
この駅はさいたまスーパーアリーナもあり、その中心部です。
設計は鈴木エドワード氏。
なんといっても最大の特徴はこの自由歩道。
雲をイメージしたというトンネルは80mあり、幅23mの幅員があります。
こんな空間は国内には他にないかも。
その形状と天井のシンプルなライトから、80年代映画の巨大宇宙船内部を彷彿させます。
自由歩道上に柱が一本も無いのが特徴です。
それを支えるため改札側には樹木をイメージした柱が並んでいます。
それ以外は低コストな折板鋼板です。
ブレースを用いず、軽やかに見せているのも特徴です。
ベンチや掲示板もどこかスペーシー。
スーパーアリーナの大量の客を捌くのに適切な広い空間が確保されています。
この自由歩道に呼応するように、スーパーアリーナ側も、反対の商業地区も広い歩道を確保しています。
日本には珍しい、視界がきく気持ちのいい歩道です。
下から見るとシンプルで美しい外観がよく分かります。
横から。
屋根は1/3を透明ガラスとし、外界との接触を確保しています。
自由歩道は完璧な造作なのですが、ホーム部分はほとんどデザインされていません。
エドワードさんもここはJRから触らせてもらえなかったのか。
一応屋根を波立たせて改札側と一体感を持たせてはいますが。
みどりの窓口にも模型が置かれていました。
鈴木エドワードさんの代表作であるだけでなく、日本の駅の中でも現代部門ではトップクラスだと思うのですが、どうでしょうか?★★★
建築図鑑138だまし絵的世界観「埼玉県川里村ふるさと館」 – 博司のナンコレ美術体験2019年8月21日 11:17 PM /
[…] その不思議なSF的光景から、仮面ライダー龍騎のロケ地にも使われたこともあります。同番組はさいたま新都心など未来都市での撮影も多いので、恰好の場所だったかも。 […]