神奈川県川崎市のウェアハウス川崎店に行ってきました。
外観からは全く用途不明のアヤシゲな建物。川崎駅から徒歩5分のゲームセンターです。
横から見ると建物の後ろの方は普通のビルであることが分かります。
前面道路に建物を見るためにあるかのようにスロープが付いているのがステキです。
ちなみにすぐ背後にあるのが川崎のスカイラインを形成するNTTドコモ川崎ビル。
3つのタワーは電波塔で、建築法の関係で1つにまとめることができず3つに分けました。
駐車場のサインも色合いがステキです。
入り口は2つ。まず道路に面した入口はこちら。
入口の脇に書かれた「九龍城」というのは、香港にかつてあった巨大違法マンションです。
ただこの空間は九龍城というより前世紀のゲーム空間といった趣です。
次に裏の駐車場からの入り口はこちらです。やはりゲームっぽい空間です。
1階は駐車場の他にはこのような九龍城の世界観を再現した(?)空間があるだけで、ゲームはありません。窓の向こうからは刃物を研ぐアヤシゲな音が・・・
アヤシゲな光が漏れている窓を覗いてみると・・・
中はこんな感じです。作り込みがハンパない・・・
アヤシゲな貼り紙もたくさん。
九龍城に取材に行って作ったのでしょうか?
エレベーターのデザイン。
側面のガラスも本来は透明ですが、すごく汚れて曇ってい(るように見せてい)ます。
エレベーターで2階に上がった正面。
2階吹き抜けで九龍城の一部を再現しています。
ランダムに付いたポストや・・・
ナゾ肉の販売など。日本の清潔な団地では望みえない空間です。
勝手に増築した結果、このように部屋が壁からランダムに飛び出しているのが九龍城の特徴です。
ちなみにここの足下にはレトロゲームが置かれています。
もう一つの撮影ポイント(?)が2階の男子トイレです。
映画「SAW」みたいな空間になっています。
大便器もこの通り。便座のみ真っ白なのが面白いです。
3階です。上の階に行くほど普通の空間に。
3階からも九龍城の上階の様子を観察できます。
室内のテレビモニターまで再現してます。
因みに出口もこんな感じ。
川崎は人口150万人の大都市にも拘らず、それ以上のブランド力のある東京と横浜に挟まれておかしな方向に進化してしまった感じがあります。駅前に唐突にイタリアの街を再現したモールとかありますし・・・
ウェアハウス川崎店もそのような川崎にふさわしい象徴的な建物だと思います。東京や横浜では実現しようのない不思議空間を体験してください。★★
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