NADiff Gallery(恵比寿)の吉増剛造「火ノ刺繍 La Broderie de feu」【
前衛詩人・吉増さんは彫刻、写真、映像、音楽などとのコラボも多く、谷川俊太郎さんと並んで日本を代表する詩人です。
今回は新作『火ノ刺繍』に関する詩、写真、映像などの展示です。
こちらが新作詩の原稿とのこと。獄賞の文字でびっしりと文字が書かれ、言葉で表現できない部分を写真や色で表してます。
詩作=生活ということなのか、そのときの浮かんだイメージや起こった物事が全てぶちまけられているようです。
床にそのまま置かれているのも原稿です。どんな空間でも詩作の現場になります。
天上に洗濯ばさみで吊るされたオブジェ。朗読のパフォーマンスでも登場します。
上の階ではパフォーマンスの映像も流れています。前衛詩というととっつきにくいイメージがありますが、音楽や身振りを交えてのものなので、意外と入っていきやすそうでした。